2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

人のセックスを笑うな

山崎ナオコーラ『人のセックスを笑うな』(河出文庫) 年下と年上女子との生々しい恋愛を描いたもの。本書を読むと、僕らは社会の「習慣」という枠組みにとらわれてしまっていて、それを打ち破るのはなかなか難しいことを再認識する。村上春樹『ノルウェーの…

人のセックスを笑うな

山崎ナオコーラ『人のセックスを笑うな』(河出文庫) 年下と年上女子との生々しい恋愛を描いたもの。本書を読むと、僕らは社会の「習慣」という枠組みにとらわれてしまっていて、それを打ち破るのはなかなか難しいことを再認識する。村上春樹『ノルウェーの…

ベル・カント

アン・パチェット『ベル・カント』(早川書房) 1996年に起きたMRTAによるペルー日本大使館をベースにしたフィクション。ベルナルド・ベルトルッチ監督による映画化の予定もあるらしい。この本の存在を知ったのは、留学中のカナダ時代に友人のカナダ…

ベル・カント

アン・パチェット『ベル・カント』(早川書房) 1996年に起きたMRTAによるペルー日本大使館をベースにしたフィクション。ベルナルド・ベルトルッチ監督による映画化の予定もあるらしい。この本の存在を知ったのは、留学中のカナダ時代に友人のカナダ…

第七官界彷徨

尾崎翠『第七官界彷徨』(河出文庫) 帯に書かれた「私はひとつ、人間の第七官にひびくような詩を書いてやりましょう。」文句とそのタイトルに惹かれて購入した。この作家の作品は初。文章の雰囲気がよかったので一気に読了したのが7月下旬ぐらい。脳内で感…

第七官界彷徨

尾崎翠『第七官界彷徨』(河出文庫) 帯に書かれた「私はひとつ、人間の第七官にひびくような詩を書いてやりましょう。」文句とそのタイトルに惹かれて購入した。この作家の作品は初。文章の雰囲気がよかったので一気に読了したのが7月下旬ぐらい。脳内で感…

迷宮1000

ヤン・ヴァイス『迷宮1000』(創元推理文庫) 創元の怪奇と幻想(旧帆船マーク)で出ていた本。内容はどちらかといえば、近未来の悪夢SFに分類されるグロテスクな物語。内容が内容なだけに、決して古びていない。ナチスドイツの台頭の前(1929年に…

迷宮1000

ヤン・ヴァイス『迷宮1000』(創元推理文庫) 創元の怪奇と幻想(旧帆船マーク)で出ていた本。内容はどちらかといえば、近未来の悪夢SFに分類されるグロテスクな物語。内容が内容なだけに、決して古びていない。ナチスドイツの台頭の前(1929年に…