2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

さよならペンギン

大西科学『さよならペンギン』(ハヤカワ文庫JA) #量子物理学が専門ではなく、わからない人間なので、そのあたりについての解釈はあくまでも「経済学の意思決定や数学的な面白さで読んでいる」ということをあらかじめ付記しておく。 タイトルに惹かれて…

さよならペンギン

大西科学『さよならペンギン』(ハヤカワ文庫JA) #量子物理学が専門ではなく、わからない人間なので、そのあたりについての解釈はあくまでも「経済学の意思決定や数学的な面白さで読んでいる」ということをあらかじめ付記しておく。 タイトルに惹かれて…

星の舞台からみてる

木本雅彦『星の舞台からみてる』(ハヤカワ文庫JA) 最近のハヤカワはジャンルを問わず優れた次世代の書き手に面白い小説を書かせる機会を増やしていて、大変良い。その著者の作品が面白かった場合、まったくノーマークだった作家と出会えるきっかけになっ…

星の舞台からみてる

木本雅彦『星の舞台からみてる』(ハヤカワ文庫JA) 最近のハヤカワはジャンルを問わず優れた次世代の書き手に面白い小説を書かせる機会を増やしていて、大変良い。その著者の作品が面白かった場合、まったくノーマークだった作家と出会えるきっかけになっ…

黄昏世界の絶対逃走

本岡冬成『黄昏世界の絶対逃走』(ガガガ文庫) ディストピア(<黄昏>という憂鬱に覆われ、人々が鬱で死ぬ世界)の中で、黄昏を除去する<黄昏の君>と呼ばれる役割を担う少女と、何でも屋の青年の織りなす逃亡劇を描く。最近読んだ中では『シュガーダーク…

黄昏世界の絶対逃走

本岡冬成『黄昏世界の絶対逃走』(ガガガ文庫) ディストピア(<黄昏>という憂鬱に覆われ、人々が鬱で死ぬ世界)の中で、黄昏を除去する<黄昏の君>と呼ばれる役割を担う少女と、何でも屋の青年の織りなす逃亡劇を描く。最近読んだ中では『シュガーダーク…

ハードワイヤード

ウォルター・ジョン・ウィリアムズ『ハードワイヤード』(ハヤカワ文庫SF・上下) 翻訳は21年前(1989年)の本。サイバーパンク全盛期のころに書かれたSF。当時読んでいたら、かなりの衝撃を受けていたのではないかと思う。そしてネットがなかった当時、…

ハードワイヤード

ウォルター・ジョン・ウィリアムズ『ハードワイヤード』(ハヤカワ文庫SF・上下) 翻訳は21年前(1989年)の本。サイバーパンク全盛期のころに書かれたSF。当時読んでいたら、かなりの衝撃を受けていたのではないかと思う。そしてネットがなかった当時、…